先日はここから接骨院の「こころ」の部分である、心理学を学びに。
私が習ってきたポジティブ心理学（以下P心理学）というのは、最先端の心理学でアメリカペンシルバニア大学のセリグマン教授という方が1998年に初めて提唱したものです。
従来の心理学では、ネガティブな感情にフォーカスをするのですが、P心理学ではポジティブな感情にフォーカスし、人間がより幸せを追求していく学問です。７月には公式アシスタントとして、セリグマン博士のお手伝いをしに行きます！講師陣は30年くらい前からセリグマン博士に習っていて、今はもう自ら研究者であるという権威のある方々。講義はもちろん英語で同時通訳付き。今までにない新鮮な気持ちと人生ではじめて英語の必要性を感じた牧田でした（笑）。
P心理学には独自の『強み』診断ツールがあります。240の質問に答える事によって、24個ある強みのうち、どの要素が自分の強みで、どこが弱みなのかリストでわかるものです。ただ『強み』が分かっても、果たしてそれを最大限に活用できている人はどれくらいいるのか？？というと疑問です。そう、強みに関する私たちの最大の悩みは、自分の強みの活かし方がわからないというところなのだと思うのです。
例に出していたのは、学校の先生と子供の話。ある学校の先生の1番の強みがZest（熱意）でした。ある時、学校の木が倒れてしまったのだけど、それをそのままにしておいて子供達を自由に遊ばせておく事にした。子供達はそれを海賊船に見立てたり、ロケットにしたりして登ったり降りたり大喜びで遊んでいた。子供達のうちの一人にPrudence（慎重さ）が強みの子がいて、その子はその木に登らずに他の子が遊んでいるのをずっと見ていた。ある日、その子が初めて木に登ってそろーり、そろーり、と歩き始めた。すると先生はそれを見て大興奮！子供を抱えて走りまわり大騒ぎし、「やったね！ついにやったね！！！」
・・・子供はその時どうかというと、その先生の熱量に完全に圧倒されてしまい、喜ぶどころか緊張と恐怖で固まってしまった。先生に全く悪気はない。むしろ嬉しかったから、それを自分の強みの（熱意）をもって表しただけなのです。でも、慎重深くリスクを取らない生徒の女の子には、先生のその熱意が全く逆方向に働いてしまった。これはほぼ真逆の強みを持つもの同士に起こりがちな現象で、（立場が先生、生徒のような関係であれば特に）時には相手を批判する事にもなりかねない。だからこういう現象には気をつけなければいけませんよとおっしゃってました。そういう意味では、お互いの強みや特性を理解しておくことは重要なことなのだと思います。
他の人は自分とは同じではない、自分が嬉しいこと、心弾むことが必ずしも他の人にとっても良いことではない、という多様性を認めることでより信頼関係を築いていけるのかなと思いました。ちなみに私の強みは１，楽観主義。２，学習の愛。３，忍耐力でした。
もろ当っているΣ(ﾟДﾟ；)そして他人からしたらめんどくさそうな強みだなと感じました（笑）。
私も似たような経験がよくあり、自分の楽観主義が良い方向に向く場面と、その楽観さが相手を傷つけているつもりがなくても傷つけている場面があるのを、これを学びながら気づきました。
人生が一番うまくいく秘訣は、一番ワクワクすることを自分の能力を最大限に使って結果に執着しないで行うこと。その時その時で自分が良い状態である、良い選択をしていると信じていることです。
何事もうまくいっている人や、痛みが取れやすい人って
「いま、ここにある幸せを、きちんと感じている人」
なんだと深く理解できました。
川口、草加、越谷、八潮で根本治療
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